WEBサイト保守管理入門|コンテンツ部分の管理運用・改善の面で意識できること

サイトはビジネスにおいて非常に重要な存在です。Webサイトを活用することで、顧客とのコミュニケーションが容易になったり、商品やサービスの販売を促進できたり、ブランド価値を高めることができます。

また、Webサイトは24時間365日稼働しており、常に情報の発信ができるため、顧客のニーズに合わせた情報を提供することで顧客満足度を高めることができます。さらに、ウェブサイトは競合他社との差別化にもつながります。

これらを踏まえると、Webサイトを活用しない手はない、と言えます。

コンテンツ部分に関連して必要になってくる作業

コンテンツ部分では主に以下のような作業が必要になってきます。

  1. お知らせやブログ、その他ページの追加編集・SNS連携発信
  2. 既存コンテンツの情報の更新や編集・管理編集管理
  3. 使い勝手やデザインの調整
  4. 使っている機能や外部コンテンツの編集管理

それぞれ具体的に見ていきましょう。

お知らせやブログ、その他ページの追加編集・SNS連携発信

オウンドメディアは、チラシや広告と似た役割を持っており、企業の情報や商品、サービスをより多くの人々に知ってもらうために欠かせないツールとなっています。営業日や会社案内情報、役立つ情報等を発信したり、コラムや解説記事、事例、インタビューなど、プロモーションとなる情報発信などを積極的に行っていくことができます。

これらを定期的に行っていくことは、自社の存在や商品・サービスについての知名度を上げるきっかけとなったり、既存顧客に向けた情報提供によってリピート率の向上にも繋がります。またそれらのオウンドメディアをSNSと連携・運用することでさらに効果を高めていくことができます。

オウンドメディアの運用は、適切な企画や公開計画を立てることでその効果を十分に発揮することができます。そのためには、年間での運用カレンダーを作ることが重要です。運用カレンダーを作成することで、定期的なコンテンツの発信が可能となり、読者の定着化や信頼の獲得、SEO対策の効果も期待できます。

既存コンテンツの情報の更新や編集・管理編集管理

ウェブサイト制作・運用において、一度作成されたコンテンツが最適な状態で保たれるとは限りません。情報や内容、使用しているシステムなどが古くなることがあるため、随時更新していくことが大切です。

ウェブサイトの定期的な更新は、SEO対策にも効果的であり、更新や運用を前提としたウェブサイト制作を行うことも重要となってきます。弊社では、柔軟な運用を実現するためにCMSの導入やカスタマイズ性の高いテンプレートの使用などを行っており、お客様のニーズに合わせた最適な情報提供を行ってウェブサイトの魅力を維持・向上のサポートを行っています。

使い勝手やデザインの調整

Webサイトを運用する中で、使い勝手やデザインの面で改善点を見つけることがあります。一般的なケースとして、例えば下記のようなものが挙げられます。

ナビゲーションの改善

ナビゲーションは、ユーザーがWebサイトをスムーズに移動できるかどうかに大きく影響します。そういった案内の改善には、スマホからアクセスした際のメニュー項目の表示順序を工夫することや、見出しの明確化、階層の整理、クリック可能な領域の拡大などが含まれます。

ページの表示速度の改善

ページの読み込みが遅いと、ユーザーはイライラし、Webサイトを離れる可能性があります。表示速度を改善するには、画像の最適化、CSSやJavaScriptの最適化、キャッシュの使用、ファイルサイズの削減などによって、読み込み時間を短縮する方法があります。

文字やボタンの大きさ、配色や細部デザインの改善

文字やボタンの大きさが適切に設定されていないと、意図通りの操作がしにくくなります。また、選択するカラーも、コンテンツの雰囲気など心理的に大きく影響する大事な要素です。フォントの種類や文字の間隔、アイコンのデザイン、ちょっとしたボタンの角度や形状などを調整することで、小さなストレスを減らし、ユーザー体験を改善・向上させていくことができます。

使っている機能や外部コンテンツの編集管理

サイト内のコンテンツとして、ウェブサイトやSNSなどにGoogleマップやFacebook、Twitter、Google口コミなど、外部の情報を埋め込み活用することがあります。

しかし、掲載している情報が更新されたり、リンク先が変更されたりなどして外部の情報が時に変化することがあり、時には掲載している情報が誤っている場合もあります。こうした問題は注視していないとなかなか気付けないことがほとんどです。

こうした問題に対処するため、サイトのメンテナンスを定期的に行い、その際に外部の情報をよく確認することが必要となります。また、お客様からのフィードバックも重視し、問題が発生した場合には迅速に修正対応を行うことも重要です。

信頼性の高い情報を提供するため、また見る人にとってより使いやすく、ニーズに合わせた正確かつ最新の情報提供を続けていくための定期的なメンテナンスは、Webサイトの運用に欠かせません。

積極的に情報発信して使いこなそう

ここまで見てきたように、積極的に情報発信を行い、ユーザーの目線に立った情報提供を心掛けていくことはWebサイトの運用においてとても大切です。

まずは、小さな情報から効果の高い情報まで、幅広い情報を発信できる仕組みを整えることが重要です。その上で、既存のサイトに掲載している情報も、定期的に確認し、最新の状態に保つことも忘れずに行いましょう。

また、使い勝手や機能にも配慮し、お客様がより使いやすく、便利に情報を利用できるよう、常に改善を心掛けることができます。さらに、定期的に外部コンテンツの変化も把握し、適切な対応を行うことで、見る人にとってより価値ある情報提供を実現することができます。

サイトに掲載しているコンテンツは大事な資産です。その資産を最大限に活用するための体制を設計し、整えていきましょう。